2019年3月2日(土)、全国でPCN活動を行っている大人たちが福岡県福岡市のももちSRPホールに集結。PCN仙台の荒木氏、PCN東京の森谷氏の司会・進行で、第四回PCNサミットが開催されました。
PCNサミットは、年に一度全国のPCNが一同に集まり、活動の発表を通して交流を行う場です。まずはPCN代表の松田の開会宣言。それから、各PCN支部の発表が始まります。
発表は1日目と2日目に分かれて、合計で29の支部から行われました。残念ながら会場に参加できなかったPCNメンバーの中には、ビデオメッセージでの発表や、サテライト会場からオンラインで発表を行ってくれるところもありました。
PCN本部からの発表は、PCN松田より行われました。
まずはPCNの普及について。現在のPCNは海外まで含めて68支部あり、これに加えて発足の約束をしていただいている支部が幾つかあるということ、今回の子どもプロコン応募総数は過去最大の329作品に達したことなど、PCN活動の広まりについて発表されました。子どもプロコンは次回から、PCNが2018年10月から社団法人化したことを受けて、社団法人の活動として行う予定です。
公立学校での活動も増えてきたとのこと。特に学校でプログラムを教える方法のひとつとして「組み見せ」が紹介されました。
組み見せとは、10分程度の時間で、子どもたちの目の前でプログラムを作るという手段です。プログラムが組み上がっていく様子が見えるので、ソースコードを写経するよりも子どもたちの印象に残るとのこと。必要な機材も少なく済むのもメリットのひとつ。また、組み見せで行った内容をプリント化すれば、教材として利用できます。
IchigoJamの展望についても話がありました。IchigoJamを載せられるドローンを作成したこと、今後は様々な機械へのIchigoDakeの搭載を考えていることが発表されました。
PCN本部のメンバーでありIchigoJam開発者でもある福野が取り組むPCN鯖江からは、IchigoJamの次期バージョンのハイライトやIchigoJam検定、IoTプログラミング研修などが紹介されました。
中でも、マズローの5段階欲求から見ると子どもは最強だ、という発表は意義深いものでした。子どもは5段階の欲求のうち自己実現欲求以外を親が達成してくれます。そのため、あとは自己実現欲求をどんどん満たしてあげれば良く、その中でスキルを身に付けていくことができ、そのスキルをそのまま仕事につなげることができる。そのような強さを子ども持っているという発表でした。
全ての発表が終わると、最後にPCN本部の福野による閉会宣言を以って、第四回PCNサミットは閉会。
そして午後から行われるプロコン表彰式の準備へ。
ここから一年、また各地で活発な活動を行っていきます!