2017年2月12日(日)、第二回PCNサミットが大阪中央公会堂 小集会室にて行われました。
大盛況だった第一回PCNサミットよりもさらに多くのPCN各支部のメンバーが、今度は大阪に集結。
各支部とKidsVentureからの、拡大していく活動についての熱い発表や、大橋太郎氏、西川敏弘氏、森巧尚氏の特別座談会が行われるなど、時間が足りなくなるほど濃密なサミットとなりました。
会場は国の重要文化財にも指定されている大阪中央公会堂。
壮麗で厳かな雰囲気の会場は、PCN各支部のメンバーやKidsVentureメンバー、PCN活動に興味のある見学者で賑わいました。PCN福井メンバーである福野氏の挨拶からサミットの開会となりました。
PCN丹波
これから活動を開始するPCN丹波!PCNももち
こちらは最近福岡に発足したPCNの一つのPCNももち。
まずは元ベーマガ編集長で現在は電子工作マガジンの編集長の大橋太郎氏のご紹介からスタート。
大橋氏からはこどもの頃からご自身のお仕事について数々のエピソードを混ぜながらのお話が。
現在発刊されている電子工作マガジン創刊についての話題もあり、こどもたちに楽しいことを伝えたいとの想いも語っていただきました。
昔懐かしの歴代パソコンたちが紹介されていき、参加者からは時折感嘆の声も上がっていました。
パソコンの話題ということで次にご紹介させていただいたのは、元シャープ部品事業部の西川敏弘氏。
氏はmz開発業務に従事されていたこともあり、シャープがその開発を始めた経緯や、開発時のエピソードなど、開発に携わっていた人しか知らない貴重なお話をいただきました。低価格をコンセプトにキット形式のパソコンを開発。価格はもちろんのことキットとして販売するという形式は部品事業部ならではとのこと。
その他、地域の夏祭りやアームロボットなどIchigoJamを活用した例も発表いただきました。
4bitパソコンから始まり、めざましを作るなど楽しく遊んでいたと語る森氏。
本格的にプログラミングを始めるきっかけはベーマガであったと当時の出来事を振り返りながらお話しいただきました。
ゲームを作るときどんなことを考えて作っていたのかという質問には、作りたいもの、クリアしたいものなど叶えたいことを実現させる方法を考えていたとのことで、日常に起きた出来事をゲームにするなど作りたいものはたくさんあったと語っていただきました。
プログラミング教育という議題ではScratchとIchigoJamの違いはなにか、との話になり、3名それぞれの立場から、ふたつの長所と短所などの意見の交換が行われました。
PCNサミットの最後にはPCN福井代表の松田氏よりこれからのPCNについての報告が行われました。
前回のサミットから格段に増え20にもなったPCN。PCNのコンセプトとは、すべてのこどもたちにプログラミングの機会を提供するということであり、なにより大人が楽しむ姿をこどもに見せることが重要で、まだまだ新支部も増えてきている中で、このコンセプトを大事にしていきたいと語りました。
さらにPCN福井関連イベントの紹介も。2回目の参加となるMakerFaire出展や100人ものこどもたちが集まったプログラミングフェスなどPCN福井の活動もまだまだ拡大しています。
その他、PCN旗艦店や海外の活動、paprikaをはじめとしたPCNの新製品なども紹介。
2017年の活動としては寺子屋づくり、こどもロボコン「越前がにロボコン」の開催、アフリカなどさらなる海外活動、PCN一般社団法人化、PCNオフィシャル講師認定、PCN新製品なども発表!
今後も楽しみながら活動を続けていくと語りました。