今年で5回目となったPCN主催プログラミングコンテスト『PCNこどもプロコン2016夏』。その受賞作品が決定しました!
コンテストへのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。
また、本コンテスト開催にあたりご協賛いただきました企業様をはじめたくさんの方々にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
2016年10月29日(土)に福井市地域交流プラザ AOSSAにて表彰式が開催され、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、協賛賞17作品、特別賞6作品が発表・表彰されました。
決まった時はとてもびっくりしました。
賞を取った時は信じられないくらいうれしかったです。
これからも人を喜ばせたり、助けになる作品をつくっていきたいです。
これは授業中につかいます。ハンドサインというもので、先生のことばに反対、意見、つけたし、質問などを手のかたちを変えて答えていきます。
これは、てのかたちをかえるとはなれて付けているリングLEDの色が変わります。
ぼくは、学級員としてみんなをみていたら、答えをわたかっているのにはずかくてあげられないクラスメートをたすけたいと思って、つくりました。
作成は、2週間くらいかかりました。手袋に着けたセンサーからマイコンにうけとれる数は、指によってちがったり、C言語の英語がむずかしかったけれど、時間をかけてつくってみました。
9月3日に授業でつかってもらいました。まず
1.利用する前に担任の先生に説明して、利用する人と授業を選んでもらう
2.クラス全員に自分がつくったものを紹介して、わかってもらう
3.先生が選んだ人に授業で利用してもらう
4.先生と選んだ人から感想を聞く
クラスのみんなには今までと変わらないまま授業を受けてもらいました。先生が選んでくれた授業は算数で多くの手を挙げる場面がありました。
利用してもらえる間、つくったものは、こわれずに使うことができました。
バッテリーも切れませんでした。利用してもらったクラスメートは、いつも授業中0から1回しか手をあげません。
最初クラスメートは手をあげることはできませんでしたが、この「手をあげ手助け君」をつかって答えがわかったとき、手の形をしてLEDが光らせました。
その光で先生が気づき、クラスメートは4回あててもらえました。最後、これをつけないでやってみようということになりました。
そして、付けてもらっていたクラスメートは手をあげられるようになりました。
アイディアを出すところから実際にモノを作り、プログラムを書いてLEDを光らせて、さらに作ったもので実地試験までしているところが素晴らしいです。授業で使った子が手を上げられるようになったということから効果も実証されています。
①回路を作るのが大変だった
②プログラムを書くのに3日ぐらいかかった
③3回かったらスペシャル音楽が鳴るようにした
自分が遊んだゲームの感動を伝えたいと、自分でプログラムだけでなくモノまで作ったところがとても素敵です。これからもどんどん素敵なものを作っていってほしいです。
このゲームはあなたが勇者になってフィールド上に隠れているモンスターを倒すゲームです。
LvはLv2まであり、モンスターはボス、ラスボスを含め8種類います。
あなたがモンスターを倒して経験を重ねると強いモンスターも倒せるようになります。
みごとラスボスを倒すとエンディングが流れ衝撃の結末があります。
IchigoJamで作られたRPGの中でも史上最大規模。アニメーションもありミニゲームもありさらには「復活の呪文」まで備えており、ストーリー展開もこったものになっていて素晴らしい出来です。
外部メモリを使ってIchigoJamの限界を超えてまで自分のイメージを作り上げるアイディアとその姿勢に感銘を受けました。
*工夫したところ→2020年の東京オリンピックをイメージして和の感じにこだわった
*音について→走っている感じを出したくて、テンポを早くした
*車のスピードについて→ちょうどよい速度にした
*今回はできなかったけど、次回は数字や文字をデジタルで表示したい
幼稚園の妹でも楽しめるゲームを作りました。
ハイスコアを競うゲームです。製作期間は約 1ヵ月です。
工夫した所:
・「かんたん」「むずかしい」と難易度が変えられる
・「むずかしい」では、魔女がりんごをいろいろな魔法で取らせないよう邪魔する
「かんたん」4種類 「むずかしい」7種類
・自分が右端から左端にワープする
・英語で操作方法を書いた
・魔女が邪魔をしているふりをして実は難易度を調整してくれる
・裏ステージあり
スマートフォンを傾けてロケットを操作しながらスペースデブリ(宇宙ゴミ)を回収します。ゴミ1つにつき1ポイントです。
基本的に30秒で酸素がなくなってゲームオーバーになりますが、半透明の赤い玉をとることで10秒分復活します。
また、よく見ると赤色のブラックホールが隠れています。
吸い込まれると、ランダムな場所に出現します。タイムロスになるので気をつけて下さい。
一気にたくさんのゴミを回収するととても気持ち良いので、ぜひやってみてください。
遊び方:♪がハサミです。矢印キーで♪が動きます。
スペースキーカットします。伸びてゆく髪の毛の先でスペースキーを押すとPointが入ります。(毛も短くなる)
ある程度長くなるとゲームオーバーです。
工夫したところ:スペースキーを押さないと髪が短くならないようにしました。(裏ワザは今のところありません)
製作期間は、それぞれ一日ずつです。
夏休みの自由研究課題として、他にもいろいろ作りました。
このゲームは宇宙でボール集めをするゲームです。
ステージ制でステージが進むたびに難易度が上がります。
音楽のプログラムが難しかったです。
点数や制限時間のゲームバランスを調整するのを工夫しました。
夏休みに3日ほどかけて作りました。
・作品の説明:パソコン上のプログラムで、画面上のマイクボタンをクリック(タッチパネルだとタッチ)して話かけると、音声だけで応答・対応してくれる作品
・工夫したところ:マイクのアイコンをクリックしたら音声認識を開始すること
・苦労したこと:Windowsにおける、音声認識の仕組みや関数を、ネット等で自分でいろいろと調べて、プログラムを作成したこと
今回は小さい子でもすぐ打ち込みやすいようにプログラムはたったの10行で仕上げました。是非遊んでみてください。
操作方法:
キーボードの十字キーで移動、RUN実行後すぐに動き出すので注意。
画面上に出てくるイチゴを取りあおむしを大きく育ててください。
壁を食べてしまったり、はたまた自分を食べてしまったらゲームオーバーです。
スコア性なので友達とスコアを競って遊んでください。
猫のアクションゲームです。ステージが動くところと、猫のすべり、ジャンプのところを工夫しました。難しめなのでがんばってください。
操作方法
スペースキーまたは上矢印でジャンプ、左右のキーで移動です。赤い四角に触れると次のステージに行くことができます。黄色や青の四角に触れると妨害されます。全6ステージです。
左右の矢印で自分を動かしスペースで打ちます。時間内に星を全部取ると成功でサーボハンマーが動きます。
ハンマーの下にスイッチを置いておいてスイッチを入れます。スイッチを入れると回転台が回って火星を回します。
製作にかかった時間は4時間です。
弟と二人でできるゲームを作りました。
工夫したところは、捕まえたときに5秒間音が鳴って、LEDが光るようにしたことです。
画面から外に出ないようにもしています。
小中学生が文書を作成するにはWord、Excelでは機能が多すぎるので、少ない作業で文書を作成できるソフトウェアを制作しました。
工夫点は、マウス操作で画像の拡大縮小や文字の移動が出来る編集方法や、分かりやすい画面配置です。
作成に掛かった時間は約1ヶ月半です。
左上の矢印をうまく誘導して、右側の宝箱に当てるパズルゲームです。
画面下の誘導ブロック4種類+跳ね返りブロック1種を、マウスでドラッグアンドドロップし、上手にブロックを置いて、宝箱に当てられるよう配置してください。
途中のコインをとれるようにすると、なおいいです。
矢印は、画面の端に当たったり、跳ね返りの障害物にあたると、跳ね返るので、それも考慮します。
ただし、ギザギザの障害物にあたるとゲームオーバーです。
配置が完了したら、画面右下の再生ボタンを押すと、矢印が動き出します。どうしても無理なら、パスができます。ただし、3回までです。
うまく宝箱に当てられたら、得点が入り、次のステージに行きます。途中のコインをとると得点が加算されます。次のステージになると、どんどん障害物が増えて、難しくなります。
矢印がきちんと曲がるところや、ちゃんとしたゲームになるよう障害物が重ならないようにランダムに配置するところや、だんだん難しくなったりすることろなど、3回ぐらい作り直して、きちんとゲームになるようにしました。
ロケットを→、←、ボタンで動かして、スペースキーで撃つビームでうごきまわるUFOをやっつけろ!
このゲームを作るときに苦労したことは、UFOを酔っ払ったような予測不能な動きにするところです。
いろいろ試してみて、できたときは嬉しかったです。
ゲームオーバーになっても、[Esc]をおすまでなんかいでも遊べます。
ちゃんとしたオリジナルのゲームにしたかったので、画像・効果音・音楽などをすべて自作したのですが、それがなかなか大変でした。
塔を上って進んでいくゲームにしたので上の階に行くほど敵を強くしたのですが、その時強くなりすぎたり弱くなりすぎたりしないように何度も調節をしました。そこが工夫です。
ゲーム内容
塔にさらわれた人魚姫を助け出す為、一人の勇者が敵だらけの塔へ挑んでいくそんな設定のつもりです。
操作方法
タイトル画面からZキーを押すとゲーム本編がスタートします。十字キーで移動です。
敵に当たると戦闘が開始されます。それぞれの技にキーが割り振られており、それを駆使して戦います。
※レベルを上げれば出せる技が増えていきます。
技の種類(SPを消費して技を出します)
「攻撃」:通常の攻撃です
「火炎切り SP:2」(Lv.3〜):通常攻撃よりも強い攻撃です。
「連続切り SP:5」(Lv.6〜):通常攻撃よりほんの少し強い攻撃を二回行います。
「剣の舞 SP:8」(Lv.10〜):通常攻撃より少し強い攻撃を数回行います。(レベルが高いほど回数は増えます。)
「リカバリー SP:3](Lv.8〜):回復スキルです。(レベルが高いほど回復する量は増えます。)
このゲームはレベル上げをきちんと行えばさくさく進めるゲームです。
お薬をのむのが苦手な子が、このゲームをしてお薬のむことにチャレンジしようと思ってほしいです。
大変だったところはキャラクターの位置を設定するところです。何度もやり直しました。
次は、注射のゲームをつくりたいです。
予防せっしゅがイヤな子も、こわがらなくてだいじょうぶと思えるゲームにしたいです。
●9ステージも作ったので、何度もテストプレイして修正を重ねています。制作期間は2か月程度、10時間以上は掛かりました。
●ステージが変わると前ステージのゴール時のタイムでキャラクターの色が、変わるようになっています。ステージを楽しんだ後は最速タイムで競って楽しめるようになっています。赤いバーに当たると、ステージ始めに戻り、黄色のコインを取るとタイムが少しマイナスになる楽しみを加えました。
●クリアするとタイムが発表されます。
「これはichigojamで動く扇風機です。
キーボードが暴走した時に、たまたま「ウツオ」と入力されたので、この扇風機の名前は「そよ風せんぷうきウツオ」です。
風量はPWMで3段階に調節できるようにしました。
ichigojamだけではモーターを制御できません。それで、ボードでichigojamとモーターをつなげています。
ボードはハンダ付けして上に差し込むだけでいいようにしてあります。」
●あそび方
ピッチャーがボールをなげて、バッターがうちます。
はずれたらキャッチャーがキャッチします。
●くふうした点
かんきゃくせきもつくったところ
たくさんのばめんをつくるところにじかんがかかりました。
コンテストへのたくさんのご応募ありがとうございました!
暑かった夏も過ぎ秋めいてきた10月下旬、5回目になる『PCNこどもプロコン2016夏』の表彰式が行われました。
今回の会場は福井駅すぐ近くにある 福井市地域交流プラザ「AOSSA」の6階レクリエーションルーム。
前回より広くなった会場にはノミネートされた21作品が展示されました。
会場にはコンテストに応募してくれた県内外のこどもたちとそのご家族、協賛各社団体の方々、ゲスト審査員として前回から引き続き参加となった蘆田昇氏や、各地のPCNメンバーなど、全国各地からたくさんの方が。
当日は少し肌寒いくらいでしたが、そんな寒さも吹き飛ぶほど会場は大変な賑わいを見せていました。
表彰式はPCN代表の開会の挨拶より始まり、展示されている21作品の紹介が行われました。
今回のノミネートはIchigoJamが17作品、SCRATCHが9作品、Kidspod;が4作品、Arduino、IchigoLatte、C#、node-webkit、Visual C++が1つずつと、バリエーション豊かな作品が揃う結果に。
特筆すべきは電子工作作品の多さです。こどもたち自ら組み立てた作品たちも多く並び、実際に動く様はとても見応えがあるものでした。
力作ぞろいの中、最優秀賞に選ばれたのは寺田壮真くん作の『手を上げ手助け君』。
授業中に手を上げられない子のために作ったというこの作品はなんと実際に授業にも使われ、クラスの子は手を上げられるようになったそうです。
そのアイデアと実行力が素晴らしいと高く評価されての受賞となりました。
さらに『手を上げ手助け君』は協賛賞のスタートトゥディ工務店賞も受賞。ダブル受賞となりました。
優秀賞には村上直輝くんの『じゃんけんマシーン』と長谷川直也くんの『モンスターハーモニー』が選ばれ、こちらもそれぞれ協賛賞のaitendo賞、さくらインターネット賞との同時受賞となりました。
受賞したこどもたちにはそれぞれ賞状と副賞が進呈され、笑顔で記念撮影をする姿が見られました。
当日は表彰式の他、ゲスト講師のてらこ(寺崎美保子)氏を招いてのワークショップ『パズルゲームの作り方』も行われました。
今回はパズルゲームの一つであるクロスワード作りに挑戦。
ひらがな一文字が書かれたサイコロをくみ合わせて単語を作ります。限られた文字から単語を作るのが難しく、悩みながらも楽しそうにサイコロを繋いでいました。
ワークショップ終わりにはそれぞれ自分だけのクロスワードパズルが出来上がりました。
今回全国各地よりたくさんの方にご参加いただいた表彰式。
終始楽しい雰囲気であっという間に過ぎた3時間。こどもたちの今後に更なる期待ができるそんな表彰式となりました。