今回で13回目となった一般社団法人PCN主催プログラミングコンテスト『PCNこどもプロコン2023』。
その受賞作品が決定しました!コンテストへのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。
また、本コンテスト開催にあたりご協賛いただきました企業・団体様をはじめ
たくさんの方々にご協力いただいております。本当にありがとうございました。
2023年3月12日(日)に三重県木曽岬町にて無観客の表彰式を開催・ライブ配信を行い、
各部門で最優秀賞1作品と優秀賞1作品。協賛賞8作品、特別賞13作品が発表・表彰されました。
田口陽貴 さん(12才)
Scratch
河合孝契 さん(14才)
Unity
磯林杏南 さん(10才)
MakeCode
古山芽吹 さん(14才)
js/html
こやまラボ2 さん(14才)
MakeCode
畠山櫂 さん(12才)
Scratch
萩原颯 さん(15才)
js/html
笹沼佑太 さん(10才)
MakeCode
垣花真希 さん(13才)
AquesTalk, IchigoJam
磯林杏南 さん(10才)
MakeCode
最優秀賞と同時受賞作品
作りたいイメージとプログラムを作りました。プログラムはインターネットで調べながら作りました。プログラムを完成させる部分と、どこに置けばよいのかは助けてもらいました。
高田悠生 さん(9才) / Studuino
獅子舞(ししまい)を制作しました。 獅子舞の激しい動きを実現するために、スタディーノ(Arduino互換基板)をカッチリ固定せず、回転軸を使って固定しました。 動きに合わせてスタディーノ(Arduino互換基板)が動くことで、ケーブルが切れたり、重さで倒れたりすることを防止しています。
森井健太 さん(14才) / js/html
僕の学校には購買があり、文房具を販売しています。購買は昼休みにやっていて、購買委員会のメンバーが当番制で店番をしています。 僕は購買委員なので、週に1回店番をしますが、利用者は少なく、お客さんが来ない時は購買室にいるだけになり、時間がもったいなく感じることもあります。 そこで思いついたのがインターネットでの注文です。 2年ほど前から、学校で1人1台タブレットパソコンをもらい、全員がパソコンを持っているため、学校の購買をネット通販のように運営できないか考えました。(コメント一部抜粋)
吉森峻矢 さん(14才) / py/Django
この作品は、様々なユーザーが作成した算数・数学問題に挑めたり、自分も問題を投稿することができます。 問題にいいねをつけることができたり、お気に入りのユーザーをフォローできたり、プロフィールを編集したりできるシステムを導入して、SNSに近いような感覚を味わうことができます。 Mbirthでは、投稿されたたくさんの問題を、新着順や古い順、いいね数に基ずく人気順に並び替えることができ、問題の検索も行えます。 ユーザーはこれらの絞り込み方法を用いて、よりその人達ののニーズに合った問題を探すことが可能になります。(コメント一部抜粋)
平松夏々翔 さん(15才) / C++
この作品は家で飼っている子亀の育成を手助けする作品です。wifiモジュール(ESP32)を使いインターネットに接続し自動でデータを送信します。3Dプリンターを活用し1からソフトで設計し印刷し外装などを作りました。
機能1 センサによるデータ計測 | 機能2 様々なアクチュエーターの制御 |
機能3 iphoneのSiriとの連携 | 機能4 LINEとの連携 |
機能5 webでの制御 | 機能6 環境に配慮した機能 |
機能7 1カ月使ってみて不便だったところを改善し、新たな機能を追加しました。 |
新たな機能 ESP32 CAMというカメラモジュールを取り付けたのでスマホでいつでもこのカメラを通して亀を確認することができます。(コメント一部抜粋)
古山芽吹 さん(14才) / js/html
副賞 / Extra prize:ラズパイスターターセット / Raspberry Pi, タクトスイッチ1年分 / Tact switch for 1 year, 図書カード 5,000円 / Tosho-card worth 5,000 yen
最優秀賞と同時受賞作品
「欠席君」はobnizとサーボモータ3つ、LED1つで作られているロボットです。カメラを動かす部分は、上下に傾けるモータが、カメラを左右に振るモータを動かしています。
また、挙手をする部分は手を直接つなげて動かしています。このことをプログラミングし、Webサイトから動かせるようにしています。
このロボットを従来のオンライン会議システムと併用して使うことで、よりいつも通りに会議や授業が進められ、両者にかかる負担を減らすことができます。(コメント一部抜粋)
寺田琥太朗 さん(12才) / Springin'
副賞 / Extra prize:IchigoJam プリント基板ハーフキット S / IchigoJam,
図書カード 5,000円 / Tosho-card worth 5,000 yen
▲▼のボタンで道を描いてダイヤを集める。
松島理久斗 さん(12才) / IchigoJam
副賞 / Extra prize:はんだづけセット詰め合わせ / Soldering goods,
図書カード 5,000円 / Tosho-card worth 5,000 yen
■こんな作品です:人間がお腹がすいたので、おにぎりを食べる作品です。
■あそびかた(つかいかた):シンプルに上下左右で、おにぎりにちかづくほど音がたかくなる。時間内におにぎりを4個たべる。せいげん時間は2468。
■工夫した点、たいへんだった点:成功と失敗の音をつくったことと、せいげんじかんぎめです。
こやまラボ2 さん(14才)
MakeCode
ファミリー賞最優秀賞と同時受賞作品
水を節約して地球にやさしい、クルクルそうめんV3.0 が完成しました。流しそうめんをする時はそうめんを流すお父さんが大変です。
また箸やお椀をもっているからそうめんを食べる僕たちも忙しいです。
そんな流しそうめんを快適にするため、声や音に反応してうるさくなったら、自動でそうめんを流してくれるそうめん流し機を作りました。
そうめんを流すたびに蛇口を回して水を出すため、水の節約にもなり地球にやさしいです。
お兄ちゃんが開発した、サーボモータを使い蛇口を回すアタッチメントとクルクルそうめんを合体させました。(コメント一部抜粋)
チーム Kishimotoさん(11才)
IchigoJam, php/service
副賞 / Extra prize:MixSoda
岩本莉杜さん(12才)
IchigoJam
副賞 / Extra prize:おにぎりせんべい詰め合わせ / "ONIGIRI SENBEI" set
(IXホールディングス株式会社様 ご提供品)
阿南颯真さん(11才)
IchigoJam
副賞 / Extra prize:小学校高学年 プログラミング学習用IchigoDake スターターセット / IchigoDake Starter set(木曽岬町IoT推進ラボ様 ご提供品)
鈴木雅貴さん(11才)
Scratch
副賞 / Extra prize:抵抗型箸置き / Resistor chopstick rest
白川瑛士さん(14才)
C++
副賞 / Extra prize:抵抗型箸置き / Resistor chopstick rest
高士草太さん(11才)
IchigoJam
副賞 / Extra prize:抵抗型箸置き / Resistor chopstick rest
石井旬一さん(13才)
js/html
副賞 / Extra prize:抵抗型箸置き / Resistor chopstick rest
赤塚龍さん(12才)
Blender, Unity
副賞 / Extra prize:抵抗型箸置き / Resistor chopstick rest
古山穂高さん(11才)
MakeCode
副賞 / Extra prize:PrintLCD+Arduino互換機セット / PrintLCD + Arduino compatible set
笹沼佑太さん(10才)
MakeCode
副賞 / Extra prize:PrintLCD+Arduino互換機セット / PrintLCD + Arduino compatible set
垣花真希さん(13才)
AquesTalk, IchigoJam
副賞 / Extra prize:PrintLCD+Arduino互換機セット / PrintLCD + Arduino compatible set
伊藤晴哉さん(14才)
Raspberry Pi, Python
副賞 / Extra prize:PrintLCD+Arduino互換機セット / PrintLCD + Arduino compatible set
コンテストへのたくさんのご応募ありがとうございました!
今回で13回目となるPCNこどもプログラミングコンテスト。今回は家族で協力して作った作品を対象とした「ファミリー部門」を新設しました。昨年に引き続きYouTube配信とし、ノミネートの子供たちはZOOM参加です。 開催にあたり、ノミネート作品の紹介動画をYouTubeで事前に公開しました。また、開催地ならではのコンテンツやわくわくできるコーナーなど、表彰式を見る誰もが楽しめるようにスタッフで意見を出し合い準備をしました。
そして当日14時、YouTubeライブで配信スタートです!今年は三重県木曽岬町の町民ホールが会場です。司会と配信には地元の四日市ケーブルテレビ様のご協力のもと、表彰式が始まりました。 配信スケジュールのお知らせの後、木曽岬町の紹介動画では町のゆるキャラ「トマッピー」が登場!元気に飛び跳ねながら実行委員長や木曾岬町長の挨拶までかわいい姿で会場を和ませてくれました。 その後、審査員紹介、ノミネート作品の紹介が続きます。応募総数268作品より一次審査で選ばれた30作品の動画が、一次審査のコメントと共に紹介されていきます。次々と表示されるプログラムの画面やタイトルは面白く興味深いものばかりで見ているだけでワクワクします!
ノミネート作品の紹介が終わると特別賞、協賛賞の表彰が始まりました! 初めにPCN特別賞、特別賞が表彰されました。協賛企業様からコメントや動画メッセージが、受賞した子供たちに届けられます。 ZOOMでは受賞した子供たちに司会者から、苦労や楽しかった点、今後の展開などの質問がありました。受賞の気持ちを、バージョンアップして受賞できた嬉しさやドキドキしながら質問に答えている緊張感、喜びを爆発させるなど表情も交えてリアルタイムで伝えてくれました。 次は協賛賞の表彰です。ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの各協賛賞が次々と発表されていきます。 シルバー・ゴールドの協賛各社様からは受賞作品につきビビデオメッセージやコメントが紹介されていきます。 ゴールド協賛企業のNSD様のコメントでは、身の回りの課題解決が便利につながる素晴らしい作品であるとエールをいただき、プラチナ協賛企業のI-O DATA様からはビデオメッセージで、作品が実際に耳の不自由な方を助ける可能性など、子供たちへの期待や祝福のメッセージが伝えられました。
次は「三重県のこどもたちが作ったロボットのエキシビジョンマッチ」です。「越前がにロボコン」の試合とほぼ同じコースを会場に設置し、三重県の子供たちが作ったロボットでデモ走行を行いました。 スタートから動きが変だったり、コースを超えて走り抜けたりしましたが、それぞれのロボットの個性的なしくみやプログラムでの動作が見てるだけで楽しく、トマッピーも再登場して盛り上げてくれました。 休憩をはさんで、「ゲームコーディング」のはじまりです。こどもパソコン「IchigoJam」を開発した福野泰介さんが、プログラムの解説をしながら川下りゲームのプログラムを作り上げていきます。 遊べるようになったら二人対戦に改造し、さらに「リングコン」で操作できるように改造していきます!子供たちも参加してゲーム対決です。 大人も子供もみるみる組まれていくプログラムや、コントローラーとの連携に驚きを隠せませんでした!
ワクワク楽しかったコーナーの後は、ついに優秀賞と最優秀賞の発表です!
■小学生の部 優秀賞
・ロボット・電子工作部門
家を浮かせる地震対策システム
笹沼佑太(10才)
・ソフトウェア部門
トラッシュペーパー
畠山櫂(12才)
■小学生の部 最優秀賞
・ロボット・電子工作部門
耳の不自由な人のためのお知らせセンサー
磯林杏南(10才)
・ソフトウェア部門
shogi battle
田口陽貴(12才)
■中学生の部 優秀賞
・ロボット・電子工作部門
PET〜Perfect English Teacher〜
垣花真希(13才)
・ソフトウェア部門
Brainbox
萩原颯(15才)
■中学生の部 最優秀賞
・ロボット・電子工作部門
欠席君
古山芽吹(14才)
・ソフトウェア部門
curved shoter
河合孝契(14才)
受賞者は「2年前も入賞して今回は違う賞で嬉しい」、「これからいろんな作品に挑戦してみたい!」、「試行錯誤を評価されたことが嬉しい」など喜びがあふれる満面の笑みでコメントがありました。
「楽しいことと苦労したことは半々」、「プログラミングはやってみるべき」などの名言も飛びだし、受賞者からそれぞれの思いが聞かれました。
作品ごとに、最終審査員からも良かった点や感想が丁寧にコメントされました。
ゲスト審査員の松田孝様からは応募した子供たちにむけ「より豊かな社会を作る力をプログラミングで磨いて社会を主体的に生きて欲しい」と心強いエールをいただきました。
最後に一般社団法法人PCN代表の松田氏より大会終了のあいさつです。 「決めるのが無理なほどレベルが上がっていたことに驚きました。プログラムはほんとに楽しいので子どもも大人もやって欲しい。来年も開催するので日々のプログラミングの中でできちゃった作品を送ってください」と配信を見ているみんなによびかけ終了となりました。
(五十音順・敬称略)
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