今回で8回目となったPCN主催プログラミングコンテスト『PCNこどもプロコン2017冬』。その受賞作品が決定しました!
コンテストへのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。また、本コンテスト開催にあたりご協力賜りました協賛企業様をはじめとするたくさんの方々にも感謝申し上げます。
2018年2月25日(日)に国立科学博物館 講堂にて表彰式が開催され、最優秀賞、優秀賞が各部門1作品、協賛賞19作品、特別賞6作品が発表・表彰されました。
田中瑛絃 さん(小学5年生) / Scratch
コバルチク理希 さん(中学1年生) / Scratch
佐藤空汰 さん(小学5年生) / IchigoJam BASIC
森下知秋 さん・佐々木ハナ さん・原田崇志 さん
(小学4年生・小学6年生・中学1年生)
IchigoJam BASIC
澁谷知希 さん(小学4年生)
html,JavaScript,CSS,php
木下亮佑 さん(中学2年生) / Scratch
平野正太郎 さん(小学6年生)
Arduino UNO,Node.js,JavaScript,enchant.js
安藤春香 さん(中学2年生)
Ruby,Python,Raspberry pi
安藤春香 さん(中学2年生) / Ruby,Python,Raspberry pi
平野正太郎 さん(小学6年生)
Arduino UNO,Node.js,JavaScript,enchant.js
中本八尋 さん(中学3年生) / PHP,MySQL,HTML,CSS
澁谷知希 さん(小学4年生) / html,JavaScript,CSS,php
松浦健人 さん・松浦わかな さん(小学6年生・小学3年生) / プチコン3号
木下亮佑 さん(中学2年生) / Scratch
乙黒ひまり さん(小学5年生) / IchigoJam BASIC
村上直輝 さん(小学6年生) / IchigoJam BASIC
小牧龍馬 さん(小学2年生) / micro bit用Javascriptブロックエディター
東出祐太 さん(小学4年生) / IchigoJam BASIC
安藤春香 さん(中学2年生) / Ruby on Rails4
副賞:図書カード 3,000円
このサービスはもっと読書を快適にしたいと思って作りました。まず、読書を記録する機能があります。このとき評価ををつけるので、見返した時どの本が良かったか一目でわかります。 そして、記録した後は、これまで読んできた本を見返したり、編集することができるので、管理することができます。 また、面白い本を簡単に見つけることができます。男性、女性に評価がいい本ランキング、年齢別の評価がいい本ランキングなど細かくわかれてるので、わかりやすく、良い本を見つけやすいです。北折幸大 さん(中学2年生) / Scratch
副賞:CoIchigoチョコ
上から流れてくる音符と曲に合わせてキーを押しましょう。 押すキーは、 左端緑: D 左中央青: F 右中央青: J 右端右: K です。市川大雅 さん(小学4年生) / IchigoJam BASIC
副賞:図書カード 3,000円
入り口に空車台数とどこが空車かを表示してるマップがあります。入り口のバーは自動で開きます。中には入って、各駐車場に車を入れると入り口のマップのLED が消えて、空車台数か1減ります。白川瑛士 さん(小学3年生) / Scratch
副賞:ソビーゴ こどもロボットプログラミング
右にすすんでいって、たてものの中に入って遊んだり、りんごがりゲームをしたりできるゲームです。 りんごがりのところに行って「りんごがりスタート」をおしたら、30びょうでりんごが何個とれるかゲームがはじまります。さるの持っている金のりんごをとると、持っているりんごがどんどんふえます。「りんごがり1いけっか」をおすと、1いの人のけっかが見れます。 2個目のステージで、はてなボタンをおすと出てくるしかけを作りました。はてなボタンがどうやったら出るかさがしてください。はてなボタンで出てくる玉にあたるとなにかがおきます。友達のひとでにあたるとしゃべります。森下知秋 さん・佐々木ハナ さん・原田崇志 さん / IchigoJam BASIC
(小学4年生・小学6年生・中学1年生)
副賞:Amazonギフト券2,000円 x 2
最優秀賞と同時受賞作品佐藤空汰 さん(小学5年生) / IchigoJam BASIC
副賞:MediaPad T1 7.0 LTE
最優秀賞と同時受賞作品清水帯刀 さん(小学5年生) / IchigoJam BASIC
副賞:光る無線LANセット
ZYUURYOKU IZYOU TITAI=重力異常地帯田中瑛絃 さん(小学5年生) / Scratch
副賞:レゴ テクニック レーシングヨット
最優秀賞と同時受賞作品遠田颯 さん(中学3年生) / Scratch
副賞:IchigonQuest + IchigoIgaiセット
アタックボタンは、戦闘(ゲーム)を開始させることができるボタンです。 戦闘画面では、UP、ユニットの二つのボタンを操作して、ゲームを行います。 ユニットをクリックすると、マナがユニットに表示された、数字以上だったときに償還することができ、その償還したユニットによって、敵を倒し、城を壊していくことになります。 UPボタンが点滅しているときに、長押しすると、マナを消費して、マナが増えるスピードを上げることができます。 ゲームに勝つと、一定の報酬であるお金がもらえます。そのお金で、ユニットをアップグレードできます。また、ステージを進めることができ、ステージ選択画面で、矢印をクリックすることにより、ステージ選択ができるようになります。 ステージは15ステージまであるので頑張ってください。蓼沼諒也 さん(小学5年生) / LEGO Mindstorms EV3
副賞:CoIchigoチョコ
森下知秋 さん・佐々木ハナ さん・原田崇志 さん / IchigoJam BASIC
(小学4年生・小学6年生・中学1年生)
副賞:Amazonギフト券2,000円
遠田颯 さん(中学3年生) / Scratch
副賞:Amazonギフト券2,000円
コバルチク理希 さん(中学1年生) / Scratch
副賞:Amazonギフト券2,000円
安藤春香 さん(中学2年生) / Ruby,Python,Raspberry pi
副賞:さくらのクラウドサービス利用券
三鬼涼正 さん(小学3年生) / IchigoJam BASIC
副賞:キラキラアイロンビーズキット
コンテストへのたくさんのご応募ありがとうございました!
まだ冷たい風が冬を感じさせる2月25日。上野にたくさんのこどもたちが集まりました。今話題のパンダがお目当てではありません。小さなプログラマーたちが大集合したのは「PCNこどもプログラミングコンテスト2017冬 表彰式」です!
当日の会場は大きなシロナガスクジラのモニュメントが目を引く「国立科学博物館」。建物は重要文化財にも指定されており、歴史を感じさせる重厚な作りになっています。建物の中には日本と世界の歴史や文化を展示物で学ぶことができ、わくわくでいっぱいです。今回は講堂を会場としてお借りし、たくさんのこどもたちに集まっていただきました。
会場ではまず、ノミネート作品がお出迎え。全22作品が展示され、来場者の方を楽しませてくれました。来場してくれた応募者の子がやり方を解説してくれることも。ハイスコアを競い合ったり、プログラムについて語り合ったりとたくさんの交流が生まれていました。
さらに今回は初の試みとして、協賛企業様をはじめとするブース出展が行われました。出展していただいた協賛企業様は、アイ・オー・データ機器様、さくらインターネット様、NSD様、ヤマハ様、ジャムハウス様、タミヤロボットスクール様の6社(順不同)。さらにPCNとAssemblageからも出展し、計8つのブースが並びました。それぞれプログラミングに興味のあるこどもや保護者の方に向けた多彩な展示が目を引きます。こどもたちも興味津々でした。
いよいよ表彰式の開会です。実行委員長のPCN東京の森谷氏の挨拶から表彰式がスタートしました。はじめはノミネート作品の紹介から。今回のコンテストは ソフトウェア部門 / 小学生の部、中学生の部、ロボット・電子工作部門 / 小学生の部、中学生の部の4部門に分かれて審査が行われました。各部門それぞれ個性あふれる作品たちを一つずつ実行しながら審査。説明者の運にも恵まれず所々行き詰まり、笑いが起きる場面も。リアルタイムの審査ならではの楽しさもあり、審査は賑やかに進んでいきます。
今回、ゲスト審査員としてご参加いただいた榊原克衞氏と講演登壇者の今井彩碧氏と小泉勝志郎氏もこどもたちのアイデアが詰まった作品たちをじっくり審査。時には感嘆の声が上がることも。大人も夢中になる作品たちでした。
作品の紹介・審査の後はこどもたちのお待ちかねワークショップです。今回のワークショップでは動きのかわいいカムプログラムロボットで競争します。今回のワークショップはチーム戦。完全にランダムなチームにするために誕生日でチーム分けします。それぞれ誕生日を聞きながら順番を並べ替えるのも一つのレクレーションのよう。こうして年齢も性別も関係ない、4チームが出来上がりました。
競技の内容は至ってシンプル。高速タイピングでロボットをゴールへ導きます。タイピングの結果で点数がきまり、それをネットワークを通じてロボットに送り、点数に応じてロボットが動く仕組み。こどもたちのタイピングの早さが勝負の決め手です。一生懸命に打ち込んだ文字で動くロボットは時折逆走することも。チームみんなで応援し合ってゴールを目指していきます。接戦の末、優勝したのはチーム2!どのチームも大健闘の熱い戦いでした。
ワークショップの後はゲストによる講演「高校生xシニアプログラミングネットワーク仕掛け人」。審査員も務められた今井氏と小泉氏に登壇いただきました。進行はPCN福井の福野氏が担当します。今井氏はなんと現役女子高生。その上専務取締役も務める18歳。現役学生だからこその目線で教育業界を変えるために鋭意活動されています。小学校の頃からパソコンに触れ、自身でもプログラミングを行ってきた今井氏。自分が得た経験から教育の重要さを実感しており、人を育てる仕事に熱意を持って励んでいます。小泉氏はテレビでも話題になった世界最高齢のプログラマーおばあちゃん誕生の仕掛人。お年寄りの方にプログラミングを教え、広めていく活動をされています。お年寄りの方目線で便利になるツールの開発なども支援。シニアとプログラミングという一見遠く見える二つをつなぐ橋渡しをされています。
そんな二人の対談は、プログラミングを始めたきっかけから始まります。電気街から始まった小泉氏と学校のパソコンから始まった今井氏。時代によってスタートは異なれど、面白さは共通です。好きなものを自分で作れること、動くこと。楽しみを覚えるのは時代が進んでも変わらないようです。そんな小さい頃からプログラミングに触れていた2人。そんな2人から今ものづくりを楽しむこどもたちにメッセージをいただきました。英語や算数はプログラマーにとってずっと使い続けていくもの。学校の勉強も大切にしてほしいと小中学生に基礎の大事さを語った小泉氏。今井氏はなりたい自分になることを目指すこと、その上で大事な3つのことは話すこと、書くこと、続けることであると語ります。目指す自分になるために壁はたくさんあるけれど、周りの人に助けてもらいながら自分の目標を見つめて、挑んでいってほしいとこどもたちに言葉を贈りました。未来のプログラマーたちに贈られたメッセージに会場からは大きな拍手が起こりました。
講演のあとはいよいよ審査結果の発表と表彰式です。ここで各部門の最優秀賞、優秀賞や協賛賞が発表されます。今回受賞したのは、最優秀賞と優秀賞が各部門1作品、協賛賞が19作品、特別賞が6作品です。発表は特別賞から順に行われました。ぎりぎりまで話し合われ白熱した審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは以下の4作品!田中瑛絃さんの「すごいドライブゲーム」(ソフトウェア / 小学生の部)、コバルチク理希さんの「英語豚を止めろ!!~Stop the Alphabet Pigs~」(ソフトウェア / 中学生の部)、佐藤空汰さんの「子供の初めての自動販売機」(ロボット・電子工作 / 小学生の部)、森下知秋さん・佐々木ハナさん・原田崇志さんの「良心に訴えろ!エスカレーター歩行防止システム」(ロボット・電子工作 / 中学生の部)でした。どのノミネート作品も甲乙つけがたく、かなり難しい審査だったと審査員は語ります。そんな中、見事最優秀賞に選ばれた4作品。受賞者のこどもたちは壇上に上がり、それぞれ喜びの声を上げていました。写真に写る笑顔がとても素敵でした。
こうして4時間にわたるイベントは無事閉会。最後はPCN福井代表の松田氏から挨拶と次回開催の宣言が行われ、盛況のうちに幕を下ろしました。