CONTEST

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PCNこどもプロコン2024 審査結果発表!

今回で14回目となった一般社団法人PCN主催プログラミングコンテスト『PCNこどもプロコン2024』。
その受賞作品が決定しました!コンテストへのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。
また、本コンテスト開催にあたりご協賛いただきました企業・団体様をはじめ
たくさんの方々にご協力いただいております。本当にありがとうございました。

2024年3月10日(日)に福井県鯖江市のjig.jp開発センターにてオフライン/オンラインの表彰式を開催、
各部門で最優秀賞1作品と優秀賞。協賛賞・特別賞4作品、審査員賞27作品が発表・表彰されました。

最優秀賞

SCIENCE MAZE

柴田 匠 さん(11才)
Processing

理科が好きで、様々な人に知ってほしいと思って、この作品を作りました。 まだ理科の実験道具を詳しく知らない人に知ってもらいたいです。 また、2dモデルは”ピスケル”というサイト、3dモデルは”ブレンダー”というソフトを使って作りました。

異界の宇宙〜潜水艦ゲーム〜

武藤 多一 さん(13才)
Scratch

このゲームは暗闇の中を音を頼りに潜水艦で進むシューティングゲームです。 「画面を見てプレイするのではなく、音を聞いてプレイする」ことをコンセプトに、ヘッドフォンの立体音響と音の高さで敵の位置がわかるように工夫しました。 ソナーから跳ね返ってくる音で敵の位置を見つける仕組みや、音に集中するために極力暗くした画面によって、より音が引き立つようなゲームを考えました。 苦労したところは、スクラッチの機能上一つのスプライトにつき一度にひとつの音しか鳴らせないため複数の敵をクローンで出すと音が消しあってうまくいかなかったので、スピーカーのスプライトを4つ作り配列を使い音を別々に鳴らすようにしたことです。 背景になるストーリーの世界観にもこだわったので注目してください。 これからも「音」に着目したゲームの企画に挑戦していきたいです。

オモシロボット

伊藤 穂乃香 さん(11才)
IchigoJam

私がゲームやタブレットで本を読んでいる時に妹(5歳)が邪魔してくることに悩んでいたので、妹の遊び相手になるロボットを作りました。
・オモシロダンス
頭を撫でるとオモシロダンスを始めます。もう一度頭に触れると停止し、(3)の動作に移行します。
・手フリフリダンス
ロボットの前に手をかざすと、ロボットも手を上げて音を鳴らしながら返事をしてくれます。
・くりかえし
IchigoJamのボタン(BTN)を押すと(2)のオモシロダンスのプログラムに戻ります。(コメント一部抜粋)

認知症支援システム

深澤 宏斗 さん(15才)
micro:bit

認知症のになった祖母の役に立てるように開発しました。 工夫した点は簡単な操作で必要な情報を祖母に伝えられるようにしました。 また、ぱっと見で見やすいように文字を大きくしました。 苦労した点はマイクロビットからパソコンへの通信がうまくいかなかったところです。 また、日付や時間などの情報の取得しそれらを組み合わせたり使用したりするのが難しかったです。 今後の展開としては、季節もわからなくなってきているため家にある服を撮影しデータ化して天気や気温をスクレイピングし、最適な服装を提案できるような機能も実装したいです。

ピータンの大冒険

鈴木 海音 さん(7才)
Scratch

このゲームはヒヨコのぴーたんが大好きなママと飛ぶ練習をするゲームです。ママが先に飛んでるので追いつくまで飛んでいきましょう。ゲームを始めるとストーリーと操作方法の紹介があります。
■操作方法
飛んでる時はイロイロな、じゃまものが飛んで来ます。スペースキーを押して上下によけながら飛びましょう。『ピータンママ』に追いついたらステージクリアです!
◎ライフ
『ジャマモノ』にぶつかるとライフのリンゴが減ります。減ったリンゴは飛んでくるリンゴを取ると回復します。左上のリンゴがなくなるとゲームオーバーです。リンゴみたいな毒リンゴも飛んでくるので、気をつけましょう。(コメント一部抜粋)

優秀賞

IchigoJam賞

OMUSUBI COLLECT(おむすびコレクト)

髙橋 遙希 さん(14才)
IchigoJam

<簡単な操作方法とルールの説明>
・このゲームは、“おむすび” が落とした “米粒” をプレーヤーが1分間で集められた数を競います。
・プレーヤーは矢印キーで操作し、おむすびは自動で動きます。
・米粒75粒でおむすび1つを作ることができます。
・おむすびに3回当たるとゲームオーバーです。
<ゲームを作ったきっかけ>
よくゲームを作るときはスペースを表示して残像を消しますが、それを他に活用できないかと考えたことがきっかけです。
<工夫や苦労したポイント>
・おむすびの自動の動きをより自然にするために確率などを調整しました。
・最初のスタート画面などをよりきれいに見せるように考えました。
・できるだけ軽く、多くのことができるようにプログラムを短く書きました。
・集めた米粒などを上に表示していて、それも見やすいように考えました。
・米粒が何粒でおむすびになるか、最適な数を考え75粒にしました。

NSD賞

2024年問題から日本を救え!トラックシミュレーターAI〜

阿部 洸和 さん(11才) / Scratch

ニュースで2024年問題を知りました。トラックドライバーさんたちが大変だなと思いました。ちょうど遺伝的アルゴリズムの動画をYoutubeで見ていたので、それを利用すれば、目的地までの最短ルートを自動検索で出せると思いました。トラックドライバーさんたちの残業を減らすためにも、遺伝的アルゴリズムを使って、疲れにくい勤務表を自動計算で作りました。能登半島地震のような災害の時も、この自動シミュレーターAIを使って、支援物資を届けて、みんなを助けたいと思います。

PFU賞

KizuNavi~絆をナビゲート~

梅田 啓多 さん(15才) / Python, Raspberry Pi

家族と家で過ごす時間を可視化できないかと考えました。
家族の絆が深まるようにKizuNaviとしました。
家族のスマホが家のWiFiに接続されているかを確認する方法(ping)を父にアドバイスもらいました。 プログラムは自分で調べて実装しました。

国立高等専門学校機構賞

認知症支援システム

深澤 宏斗 さん(15才)
micro:bit

最優秀賞と同時受賞作品

認知症のになった祖母の役に立てるように開発しました。 工夫した点は簡単な操作で必要な情報を祖母に伝えられるようにしました。 また、ぱっと見で見やすいように文字を大きくしました。 苦労した点はマイクロビットからパソコンへの通信がうまくいかなかったところです。 また、日付や時間などの情報の取得しそれらを組み合わせたり使用したりするのが難しかったです。 今後の展開としては、季節もわからなくなってきているため家にある服を撮影しデータ化して天気や気温をスクレイピングし、最適な服装を提案できるような機能も実装したいです。

審査員賞

応募作品

» ノミネート作品一覧はこちら

コンテストへのたくさんのご応募ありがとうございました!

表彰式の様子

表彰式 当日の配信アーカイブを公開中!

今回で14回目となるPCNこどもプログラミングコンテスト。今年はノミネートのこども達が会場に来場、又はZoomでの参加ができるようにしました。ライブでYouTube配信も行いハイブリッドでの表彰式です。今年の会場は福井県鯖江市の株式会社jig.jp開発センター。jig.jpといえばこどもパソコンIchigoJamを開発した会社です。室内にはいろんな種類のIchigoJamの展示コーナもあり来場者も興味津々で見学していました。

当日13時、いよいよ表彰式の開会です! 今回の表彰式の司会と配信は地元福井高専のメディア研究会の学生の皆さんが担当。初々しく元気な司会ぶりに会場の雰囲気も明るくなります。 実行委員長の開会宣言の後は、応募総数297作品よりノミネート作品に選ばれた25作品の紹介動画が審査のコメントと共に披露されます。次々と表示されるプログラムやタイトルなど、面白く興味深いものばかりで見ているだけでワクワクします! ノミネート作品の紹介が終わると「IchigoJam大喜利」が始まります。これはお題に沿ってその場でプログラミングする、というものです。参加者は、PCN神山の学生さんや、一般社団法人PCN代表理事の松田、ノミネート作品の応募者、PCN大阪の森さんとわくわくするメンバーです。最初のお題は「新幹線」。一週間後に金沢、敦賀間が開業する北陸新幹線が話題です。ナイスな作品には会場からもと歓声が上がっていました。 休憩時間では展示作品を紹介しました。PCNメンバーが作者に質問しながら各作品の魅力を紹介していきます。時間を忘れて遊んでしまうほど面白かったり、ほのぼのした世界観が素敵だったり、大掛かりなジオラマで物語を紡いでいたり、技術的に工夫がされていたりと見どころ満載です。

休憩が終わり、いよいよ各賞の発表と表彰が始まりました!初めに表彰されたのは特別賞と協賛賞です。今回は全ての協賛企業様にご来場いただいたので受賞作品へのコメントやこども達への期待や祝福のメッセージを直接お話しいただきました。Zoom越しに受賞者の喜びや思っていなかった嬉しい戸惑いが伝わります。 次は今年新設された審査員賞です。ノミネートにかかわらずPCN審査員が選んだ「推し」の作品に贈られる賞で、賞の名前も審査員がつけており作品への思いが伝わります。賞状代わりの「推しうちわ」がスタッフで持てないほど多数の作品が表彰されました。 最後に優秀賞と最優秀賞の発表です!今回は最優秀賞以外のノミネート作品はすべて優秀賞となります。

■小学生の部 最優秀賞
・ソフトウェア部門
SCIENCE MAZE / 柴田 匠(11才)
・ロボット・電子工作部門
オモシロボット / 伊藤 穂乃香(11才)

■中学生の部 最優秀賞
・ソフトウェア部門
異界の宇宙〜潜水艦ゲーム〜 / 武藤 多一(13才)
・ロボット・電子工作部門
認知症支援システム / 深澤 宏斗(15才)

■ファミリー部門 最優秀賞
ピータンの大冒険 / 鈴木 海音(7才)

受賞者からは「実際に困っている人を助ける作品が認められてうれしい」「ちょっと信じられないけどありがとうございます!」など、戸惑いつつも喜びあふれるコメントがありました。誇らしい表情で写真撮影に応じる受賞者の様子に、感慨深く見守っていた保護者の方、笑顔で拍手を送る協賛企業の方など会場は大いに盛り上がりました。また、Zoomの参加者にも惜しみない拍手が送られていました。

最後に一般社団法法人PCN代表理事の松田氏より閉会の挨拶です。「このコンテストも今年で10周年。当時の応募者が社会人や高専生になっていて、これから社会に旅立つこども達のきっかけになっているのが嬉しい。来年も開催するので工夫したプログラム作品を送ってください。」と呼びかけて終了となりました。 閉会の挨拶の後は、お菓子をつまみながらの交流会です。協賛企業の方やPCNメンバーがこども達と交流を深めました。来場者は展示作品をじっくりと見たり、お茶を片手に談笑したりと和気あいあいとした有意義な交流の場となりました。

表彰式会場にて、能登半島地震で被害を受けたPCN能登の活動を支援するための募金を実施しました。結果、20,700円の募金をお寄せいただきましたことをここにご報告致します。皆様の暖かいご支援とご協力に厚く御礼申し上げます。
お預かりした募金は、手数料を差し引いてPCN能登の代表 社谷内さまへお送りいたしました。被災地の一日も早い復興を、運営一同心よりお祈り申し上げます。

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